観音堂(かんのんどう) 慈眼院の一堂で本尊は千手観音。鹿児島の国質(注:)となった尚豊の無事帰国の祈願成就寄進として、父尚久王が1618年に慈眼院とともに建立したと伝えられる。この丘陵は万歳嶺(ばんざいれい)または上今帰仁那(うぃーなちじなー)と呼ばれた。注:くにじち。近世初期、王府が薩摩藩に対し二心のないことを示すために鹿児島に送った人質のこと。 部分拡大図9に戻る